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ネットショップを開業する前に失敗しないための施策とは

開業後の重要な部分

失敗は成功の基と昔からよく言われますが、ネットショップにおいてもさまざまな失敗を経験することで、成功へと繋がっていくのです。しかしある程度の施策をしておかないといざという時にどうしていいのかわからなくなってしまいます。ネットショップ運営20年経験の私がネットショップを開業する前に失敗しないための施策をご紹介します。

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はじめに

出店料が無料のショッピングモールを皮切りに、大手ショッピングモールも出店料の引き下げを行なって、出店の敷居を低くしてきています。またスマートフォンの普及のおかげで、フリーマーケットのような個人売買のアプリが出るなど、誰もがネット上で気軽にショップを開くことができるようになりました。

その出店のしやすさから、意を決して脱サラ開業する人は年々増えています。しかし、想像よりも売上げが上がらず、ネットショップ開業間もなく、閉店せざるえない人も同時進行で増えているのも現実です。
ある統計によると、開業後1年以内に廃業してしまう企業が30%、3年以内で70%になるそうです。個人事業主では開業1年後の生存率は約60%。約4割の個人事業主が1年で潰れてしまうことになります。どうにもならずに店じまいとならないように、ぶれずに安定した基盤を作っていきましょう!

経営計画を立てる

仕入れして売れて、また次に仕入れて売れて・・・。
この間に何に対してどれくらいのコストがかかっているか。
確実に把握する必要があります。
そうしないといくら売れていても自転車操業になりかねません。
収入支出の状況やバランス、利益の捻出手段。
特に個人で運営していると、
多忙に成れば成るほど業務に振り回されるので、
計画はしっかりと立てておきましょう。

必要経費

出店料、売上手数料、決済利用料、通信費、送料などなど。
ネットショップを維持していく上での経費は後からどんどん付いてきます。
1個売れる度に販売価格と共にぶら下がってきています。

売上手数料は特に重要

その中で特に重視したいのが「売上手数料」です。
「システム利用料」として表現している場合もあります。

この売上手数料は「商品が売れる度に加算」されるため、
出店先から後日送られて来た請求書を見て、
ビックリすることが多々あります。

なので売上手数料は売上に対してどれくらいかかるのかは、
じゅうぶんに知る必要がありますね。

万が一の備え

万が一の備えというのは、何も資金面だけではありません。
例えば「資金はあるが売り物が無い」という事だってあります。

昨今では順調に見えた卸メーカーさんでさえ、
次々に潰れていくのを目の当たりにします。
「商品がストップしてしまった」「新しい仕入先が無い」などで売上がダメージを受けないように、
取引先の新規開拓をしておくことも重要ですね。

送料とのバランス

「XXX以上送料無料!」というフレーズはいろんな通販で目にしますよね。
お客様の購買意欲を引き出す上でもじゅうぶん効果があります。

しかし送料は商品を発送すれば必ず発生する料金です。
お客様にご負担頂いている場合でも、
ショップが万が一商品を入れ間違えてしまったり、
不良品を入れてしまったりしたら。。。

良品と交換は可能だとしても、お客様には再度の送料請求は出来ません。
何せショップの不備なのですから。

こうした状況も考えると、
送料というのは非常に取扱いが難しい料金でもあるのです。

ショップの負担は大きい

運送会社と契約して安く発送できるに越したことはないのですが、
状況によってはショップに大きな負担がかかる場合があります。

以下は実際に私がショップを運営してて起こった出来事です。

内容としては、お届けしたコートに縫製ミスが見つかり、お客様から良品と交換に至るまでの流れになります。
少々分かり辛いかと思いますが、ご参考までに。

ある日、北海道に住むAのお客様が「送料無料11000円のコート」を購入してくれました。
ショップは東京にあり、「送料無料商品なので送料はショップ負担」での発送です。
・東京から北海道=1000円(運送会社契約後の送料料金)

ショップからAのお客様に商品を発送しました。
ところがAのお客様にお届けしたコートに縫製ミスが見つかりました。

Aのお客様と相談した結果「良品と交換」で対応することになりました。
さっそくショップに不良品を戻してもらいたいのですが、
ショップの不備なのでお客様から送料を負担してもらうわけにはいきません。

そこで商品を着払いで東京まで送ってもらうことになりました。
・北海道から東京=1580円(着払い送料)

数日後、返送頂いた不良品を確認し、改めてショップから良品を発送いたしました。

流れとしてはこんな感じです。

ショップが送料をどれだけ負担しているのか差し引き計算してみましょう。

・東京から北海道=1000円(運送会社契約後の送料)
・北海道から東京=1580円(着払い送料)
・東京から北海道=1000円(良品の再送料)

1回目送料、不良品着払い送料、2回目の良品の再送料。
合計で3580円をショップが負担していることになります。

仮に1着のみで計算すると、
11000円(コート)-3580円(送料)=7420円

11000円のコートを7420円で販売していることになります。
当然、仕入原価やモールの販売手数料などが更に引かれます。

肝心なのは「ショップが負担する送料が意外に大きい」こと。

不良商品の送料をメーカーさんに負担してもらうのはアリです。
「再送料1000円と着払い料金1580円(2580円)は御社で負担!」と。

でも残念なことにメーカーさんは現金では返してくれません。
ほとんどが「次回の買い付けで相殺」をしてきます。

しかしその間にも、ネットショップには「システム利用料」が発生しますし、
決済の締め日や相殺の都合上、現金回収が遅くなる事もあります。
状況によっては送料を未回収のまま全額負担しなければならないことがあります。

なので送料を低くしたり高くすれば良いと言う訳ではなくて、
「送料のバランス」がとても重要になってくるのです。

成功と失敗

今やどこもかしこも成功談への情報が溢れています。
一時期はドラッガーも流行りましたね!
経営してるんだから成功したいですよね。

でも失敗を恐れてはいませんか?

「これは経営なのだから失敗は許されない」ということではなくて、
失敗は成功の元という言葉があるように、
失敗するからこそ新しい価値や創造が見えてくるんです。

失敗を恐れるがあまりに、
生き残るためのサバイバル術みたいなものを読んでいても、
最終的に決断を下し解決するのはあなた自身です。
その間にも、次から次から新しいサバイバル術は出てきます。
時代に溢れる経営ノウハウに振り回されないことも大事な要素です。

データ分析

見えないお客様の動向を知る上でデータ分析は欠かせません。
グラフ化されたデータや数値化されたデータ。
どれもが貴重な情報源になります。

ネットショップを運営する上で、データ解析機能は非常に便利ですね。

必要な情報しかデータ化されない

そりゃもちろんそうですよね。
ショップ運営に必要なデータしかありません。
でも言い換えれば、
「ショップ運営以外のデータが無い」と言えます。

検索ワード、経由、滞在時間などはデータ化されて分かります。

でもショップ運営で肝心なこと。
「お客様の心」がデータ化されていないんです。

ざっくりした表現ですしデータ化をするのは難しいと思うのですが、
これが出来たらものすごく良いと思いませんか?

近いものでレビュー機能がありますが、
レビューは商品やお店の「感想」であって、「その時の心」でしかありません。

私がここで思うのは、
「リアルタイムの心」が把握できて、
商品の購買に繋げられたらと良いな思っています。

それを具現化するには、
お客様との距離を縮めることが一番だと思います。

今ではSNS、メール、手段はいろいろあります。
住んでいる地域も違えば、考え方も環境も歳も違うでしょう。
でも商品を購入してくれたことによって繋がりが生まれています。

データを駆使し、収益へと導くのも大切ですが、
商品を通して生まれたご縁を大切にして、
お客様から信頼され、
より深みのあるショップにしていくのも非常に肝心な部分だと思います。

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